過去の実績

2010年 第4弾 コラボ☆合同講演会

日時:2011年3月12日(土)13:30~17:00
定員:200名
締め切り:2011年2月26日(金)
受講料:無料
会場:北海道経済センター(8階Aホール)

『私の口腔ケア

~始まりから終わりまで~』

宮沢玲子先生(歯科衛生士

 済生会新潟第二病院医療安全管理室 係長

     

『摂食嚥下障害のある

認知症高齢者の食事ケア

~脳機能を踏まえて』

山田律子先生(看護師)

 北海道医療大学看護福祉学部看護学科

 地域保健看護学講座(老年看護学)教授

     
  パネルディスカッション 座長 池田和博先生

北海道医療大学個体差医療科学センター准教授

『寄せられた質問にお答えします!!』 

 

―宮沢玲子先生からの回答―

 

Q1「積極的に口腔ケアにお願いしながら日々頑張っているのですが口腔ケアの重要性を周知してもらうために一番良い方法は、あるのでしょうか?」

 

私の場合:

看護師さんは、口腔ケアが重要であることは知っていても、看護師の業務が増えることになり受け入れは難しいです。そして看護業務の中でも後回しになりがちです。病院全体の口腔ケア勉強会や病棟別口腔ケア勉強会も行いましたが、聞くだけの講義ではダメですね。

そこで、まず看護師さんと仲良くしました。(私自身を病棟で受け入れてもらいたい)

次に、患者さんの口腔内は担当看護師さんと一緒に見ます。そして私の口腔ケアを見てもらいます。その時にポイントや必要器材を伝えます。

専門的口腔ケアではなく、日々行いやすい口腔ケアの継続が目標です。ポイントは口腔ケア表に記載します。場合により写真にも残します。もう一つ、看護師さんの記録用紙「看護ケア・処置表」に口腔ケアの項目を追加し、回数も入れてもらいます。(例えば、準夜・日勤 各1回とか)

看護師さんは口腔ケア清掃で口蓋、舌、頬粘膜を見ることは少ないかもしれません。“歯磨き”ではなく“口磨き“が重要です。

痰の塊や痂皮が取れ吸引がスムーズになったら看護師さんは喜びます。汚く大変な口腔内が一度改善されれば、次は決して面倒ではないことを理解してもらえます。     

口腔ケアを行っていると、必ず変化が現れます。これらの変化が口腔ケアの継続につながると思っています。

 

 

Q2「意識なく、常に開口されており、口腔乾燥が著しく、ガビガビとしたものが口蓋などに付着している方の良い口腔ケアの方法について教えてください。」

 

 私の場合:

開口状態が長いと保湿効果も少ないような気がします。また、口腔内だけが問題ではないような気もします。頸部の後屈や緊張で口が閉まりにくくなっている場合もあります。また、義歯の使用状況も確認します。

口腔ケアのスタートは意識の有無に関わらず声かけ、蒸しタオルを用いての顔面マッサージです。

まず、顔面マッサージを始める前に口蓋、頬粘膜、舌など口腔内をみます。痂皮など付着が多い場合は、多めに保湿剤やアズノール軟膏(少し歯磨き剤を混ぜます)を塗布しておきます。口腔乾燥があると口唇も乾いている場合があるので注意します。顔面マッサージで唾液分泌を促すこともありますが、顎の筋肉(?)をほぐす効果もあります。

顔面マッサージを行っている間に、少し口腔内が湿潤します。そこで手を添えて閉口させてあげます。枕の高さを調節し顎を引いた状態で口腔ケアを行います。水分を咽頭へ落とさないように。

覚醒がはっきりしていない場合、覚醒を促すのに冷水で口腔内清掃を行うのですが、アズノール軟膏を使用した場合は、微温湯で口腔内清掃を行います。あとは通常の口腔ケアを行います。そして最後に保湿剤を塗布します。

 

SPOの低下で酸素を投与されている場合、SPOをチェックしながら短時間での口腔ケアをおすすめします。


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北海道医療大学同窓会合同講演会実行委員「コラボ☆」